- きんか
- I
きんか【槿花】(1)ムクゲの花。 朝開いて, 夕方にしぼむので, はかない栄華にたとえる。(2)アサガオの古名。~一日(イチジツ)の栄(エイ)〔白居易「放言」の「松樹千年終是朽, 槿花一日自為栄」から〕この世の栄華のはかないことのたとえ。 槿花一朝の夢。~一朝(イツチヨウ)の夢(ユメ)「槿花一日(イチジツ)の栄(エイ)」に同じ。IIきんか【琴歌】(1)琴に合わせて歌う歌。(2)和琴(ワゴン)に合わせて, 神楽のときなどにうたった上代の歌謡。→ 琴歌譜IIIきんか【禁火】火を焚(タ)くことを禁ずること。 特に昔の中国で, 寒食(カンシヨク)に火を禁ずること。IVきんか【近家】近所の家。 近くの家。V
「~の火災」
きんか【近火】近くで起こった火事。VI「~見舞い」「遠水は~を救わず」
きんか【金柑】(1)「きんかん(金柑)」の略。(2)「きんかあたま(金柑頭)」の略。VII「月代(サカヤキ)は蠅の滑るばかりに~なる/仮名草子・浮世物語」
きんか【金花・金華】(1)黄金の花。 金色の花。 また贅(ゼイ)を尽くした飾り。「垣に~を掛け, 戸には水晶を連ねつつ/謡曲・関寺小町」
(2)アキノキリンソウの異名。VIIIきんか【金貨】金を主成分とした貨幣。 金貨幣。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.